★目 次★
第1章 木造に流れるチカラ
木造のほとんどは在来軸組構法
建物にはこんな力が働いている
木造を構成する部位
木材の強さを決める指標
建物にかかる縦方向の力
建物にかかる横方向の力
柱や梁に働く力
柱と梁の接合方法
梁は3種類のモデルで考える
建物の「かたさ」
木造は鉄筋コンクリート造・鉄骨造とどこが違うか
木材の性質は樹種で異なる
木材の強さは方向で変わる
木材の性質は含水率で変わる
節や切欠きで郷土は落ちるか
◎コラム 火災に強い木材の秘密
第2章 柱と梁、それらの安全な接合
柱の役割、梁の役割
柱には通し柱と管柱がある
「柱通し」か「梁通し」か?
柱の折れ曲がりはこうして防ぐ
木材特有の背割りとめり込み
梁に働くせん断と曲げの力
梁のたわみを防ぐには?
梁の安全なつなぎ方
長いスパンを支える梁の工夫
安全な接合部のつくり方
在来軸組構法の継手と仕口
伝統構法の継手と仕口
◎コラム プレカットにはない「木を読む技術」
第3章 耐力壁ってどんな壁?
耐力壁は水平力に抵抗する壁
筋かい耐力壁
面材耐力壁
耐力壁の強さは倍率で表す
壁量計算とは?
地震力に対して必要な壁量
風圧力に対して必要な壁量
耐力壁のバランスをチェックする4分割法
柱の引抜を防ぐ方法
土台の浮上がりを防ぐ方法
剛接合をつくる方法
◎コラム 大壁と真壁で異なる力の流れ方
第4章 耐震構造に欠かせない床と小屋
水平構面とは何か?
水平構面を強くする方法
床のたわみを小さくするには
水平構面の強さを表す床倍率
木造住宅の屋根形状
母屋・垂木形式の屋根
登り梁形式の屋根
洋小屋の構造
軒先の吹上げを防ぐには
耐震診断のチェックポイント
第5章 地震に強い木造を計画する
木造住宅の被害パターン
構造計画は「構面」を考える
木造の構造を表す伏図と軸組図
耐力壁の片寄る構造
複雑な平面形状の建物
複雑な立面形状の建物
吹抜けのある建物
小屋裏と中間床の注意点
スキップフロアの建物
免震、制振
◎コラム 災害の反省をもとに行われる構造基準の改正
第6章 地盤の見方・基礎のつくり方
地盤の種類と揺れやすさ
地震の被害を受けやすい地盤
地盤の強さの調べ方
スウェーデン式サウンディング試験とデータの見方
地耐力を高める地盤改良の方法
建物を支える杭の使い方
地盤を締め固めて沈下を防止する方法
基礎は建物の重さを地盤に伝える
基礎の形は地盤に応じて選ぶ
基礎の種類
良好な地盤で使われる独立基礎と布基礎
軟弱な地盤でも使われるベタ基礎
点検口と換気口を設ける場所
鉄筋とコンクリートはお互いの弱点を補う
基礎に求められる良質なコンクリート
コンクリートのひび割れ対策
◎索引