■特集 構法に再注目
材料や組み立て方、施工技術=「構法」によって建築は変化を遂げてきました。近年では、CLTやLVLなど新しい木質材料が登場し、木造の高層建築も生まれています。一方、山の木をどう活かしていくべきかは、日本各地が抱える問題です。建築構法という分野が生まれて60年以上が経過し、その背景となる社会状況も大きく変化してきました。今回の特集では、6つの作品から現代における構法の可能性を探ると共に、構法を専門とする網野禎昭、門脇耕三に、構法の歴史を振り返りながら、これからの構法について語っていただきましたASIN: B07F7TYLRS
【特集】 構法に再注目
対談 かつての構法、今の構法 網野貞昭×門脇耕三 聞き手=伏見唯 ハイブリッド構法で森との豊かな関係を生み出す Eagle Woods House 設計=Eureka/稲垣淳哉+佐野哲史+永井拓生+堀英祐 大断面集成材とトンネル型フレームで大開口を実現 中浦和の家 設計=杉浦英一建築設計事務所 安定した品質の無垢材と自然素材でつくる 新稲の家 設計=明月社/山岸飛鳥 大きな地下空間をもつ住まい 酒井邸 設計=渡邊大志研究室一級建築士事務所 CLTによる新しいプレファブ住宅の追求 CLT HOUSE 02|木楽の家 設計=MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO/原田真宏+原田麻魚 木を“編む”ようにつくる現代の合掌造り △の家 設計=Life Style 工房/安齋好太郎【特別記事】
記憶を刻む、無垢の住まい 豊かな自然を取り込むくつろぎの居場所 南佐久のゲストハウス 設計・施工=風基建設 やわらかな陰影に住まう うすずみの家 改修設計=武川建築設計事務所/武川正秀【シリーズ】
研究室からフィールドへ 第36回 関西学院大学、大阪大学、武庫川女子大学 GRM5 Renovation Project【連載】
INTERIOR 第2回 The D'Farley's -Happiness from the Sidewalks- MIKI TAKASHIMA アトリエCOSMOSの木造建築 第18回 新潟ワイン醸造村 Part1 25年目の蓄積-細やかなルーラルライフを求めて- 白鳥健二 講演会レポート 益子義弘「安らぎの居場所を解く-私の仕方」 書評 松村正恒 著、花田佳明 編『老建築稼の歩んだ道-松村正恒著作集』(鹿島出版会、2018年) 文=頴原澄子 イベント・ニュース プロフィール 次号予告カテゴリ一覧