1995年1月に起きた阪神・淡路大震災では,木造住宅は甚大な被害を受け,それを契機に木造住宅の耐震性の向上を目指し研究が進められた。
その研究の中心的な存在として活躍し続ける著者が,2000年の改正建築基準法の規基準の根拠,および中大規模木造建物の構造設計の手法など,1995年から25年にわたって研鑽を積み重ねてきた研究の成果を本書にまとめている。
木質構造を志す初学者,ならびに木質構造を設計する実務者にとって理論と実務設計を理解することができる一冊。
ISBN: 978-4-7677-0166-0