日本の構造デザインを牽引する構造設計者が集う日本構造家倶楽部会員が執筆を担当。
バブル絶頂期から崩壊,リーマンショックを経て,グローバル化,SDGsと変動する1990~2020年の30年間である平成時代が対象。阪神・淡路大震災や東日本大震災を経験し,耐震偽装事件が起き,建築基準法改正など法整備が進められている。
超高層,地震応答制御,耐震改修,大空間構造,テンション構造,膜構造,RCシェル構造,RC・PC構造,鉄骨構造,ハイブリッド構造,木造構造の11アイテムで平成の30年間を建築技術の進展および構造デザインの変遷を解説し,アフターコロナの構造デザインを模索する。さらに,海外で活躍する日本の構造設計者も登場。
若手構造設計者や建築設計者,さらにそれを目指す人たちの道しるべとなる一冊。
ISBN: 9784767701714