これから、どこで、どう暮らそうか。
山や海、水辺、森、庭で見つける、豊かな時間。
移住、二拠点居住、終の棲家。
ここ数年で、働きかたはもちろん、暮らす場所、生きる場所を見直す人が増えてきました。
住む地域そのものを、大きく変えたいという人も多いのではないでしょうか。
本書では、「自然と暮らす」13の家と暮らしぶりを紹介しています。
海や山、川、森、庭など
周辺に豊かな自然があるというだけでなく、
住まい手の暮らしが、積極的に自然にかかわり寄り添いあうものであること。
環境と調和し、ことさら意識せずとも自然とのつながりがもてるよう、
ていねいに設計された家であることも必須条件でした。
手触りよい天然素材や、環境にやさしい設計のかたち、
庭づくりのヒントなど、都心に居ながら緑を身近に感じて暮らせる
家の工夫も紹介します。
一様に言えるのは、住まい手達が
手をかけることの大切さ、たいへんさ、そして愉しさを知っているということ。
暮らしを経て美しく成熟していく家と、住まい手の暮らし方。
愛着のある家や暮らしの中で抱く悲喜こもごもを、写真や文章から汲み取っていただければ幸いです。
この本が、自然を感じて暮らしたいと望む方々の、小さなヒントになりますように。
ISBN: 9784767831008